
こんにちは!ジュエリーブランドの元トップ販売員兼デザイナーのオタつむりです!
サファイアというと、深い海を連想させるクールなイメージが浮かびますよね…
古くから愛されてきたサファイアには、たくさんの伝説や逸話があります。
今回はそんなサファイアの魅力をまとめてご紹介していきます!
この記事でわかること
- サファイアの特徴
- 名前の由来
- 石言葉
- 伝説や逸話
サファイアの特徴


サファイアというと、一般的には青色のブルーサファイアを指しますが、実は多種多様な色があります。
青色以外は「ファンシーカラーサファイア」と呼ばれ、特に「イエローサファイア」やオレンジ味を帯びたピンク色の「パパラチアサファイア」が有名です。



今回はブルーサファイアをメインに解説していきますが、他の色のサファイアも後々まてめていきます!
ブルーサファイアの特徴 | |
主な原産地 | ミャンマー、スリランカ、タイ、カンボジア、インド、オーストラリア、アメリカ、マダガスカル、ロシア、中国 |
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硬度 | 9 |
色 | 青 |
和名 | 青玉(せいぎょく) |
属性 | コランダム |
名前の由来
サファイアの名前の由来には諸説ありますが有力とされているのはこの2つです。
ラテン語の「sapphirus(サッフィルス)」説
ラテン語の「sapphirus」は、青色の宝石を指す言葉として使われていました。
さらにその語源を辿ると、古代ギリシャ語の「sappheiros(サプフェイロス)」にたどり着きます。
ギリシャ語の「sappheiros(サプフェイロス)」は、「青い石」を意味していたと考えられています。
サンスクリット語の「sanipriya(サニプリヤ)」説
サンスクリット語の「sani」は「土星」、「priya」は「愛しい」を意味します。
サファイアは、占星術において土星と関連付けられることがあり、この説も一定の支持があります。



どの説も、サファイア特有の美しい青色が由来となっている点は共通していますね!
しかも”愛しい土星”なんてロマンの塊です…
サファイアの石言葉


主な石言葉
- 誠実
- 慈愛
- 真実
- 忠誠
- 貞節
- 知性
- 冷静
サファイアはその美しい青色から、誠実な心・深い愛情・揺るぎない信念などを象徴すると考えられています。
石言葉に由来して、結婚指輪や婚約指輪に用いるケースもあります。
実際に英国王室では、サファイアが婚約指輪や王冠・ティアラなどに用いられており、ダイアナ元妃の婚約指輪もサファイアでした。



知的なだけじゃなく、誠実さとか、忠誠とか、心の美しさも表しているところが、サファイアの激エモポイントです…!!
サファイアにまつわる伝説


サファイアは古くから愛されてきただけに、伝承や逸話もたくさんあります。
なので、ここからはその一部を紹介していきます。
古代ペルシャの神話
古代ペルシャでは、サファイアの青色は天空の色を反映しているとされ、世界は巨大なサファイアの上に載っていると信じられていました。そのため、空の青さはサファイアの反映であると考えられていました。
聖書に登場するサファイア
聖書の中でもサファイアは重要な位置を占めています。特に、モーセがシナイ山で受け取った十戒の石板はサファイアでできていたという伝説があります。また、大祭司の胸当てにはサファイアが嵌め込まれたと記されており、神聖と知恵を象徴しています。
天国の象徴
聖書にも多く登場するサファイアは、「天国の青」を象徴するとされ、中世ヨーロッパでは、大司教をはじめとした聖職者たちが「天国の象徴」として身につけたそうです。



サファイアにはこれらの伝説だけでなく、民間伝承も多く残っています。
様々な文化や宗教においても特別な意味を持つ存在であることがうかがえますね!
サファイアにまつわる逸話
悪霊を祓う石
サファイアは、その美しい青色から、古くから悪霊を祓う力を持つと信じられてきました。 また、毒を防いだり、病気を治したりする力があると信じられていた文化もあります。



悪霊だけでなく、毒耐性・治癒効果もあるなんて強そうな感じがしますね…
まとめ
今回はサファイアのいろいろをご紹介しました。
サファイアは多様な色があり、伝説も数多く残っているので、調べれば調べるほど奥が深い宝石です。



オタつむりはそんなサファイア沼にハマった一匹です…
気になった方はぜひ、自分のお気に入りを探してみてください!